新パンフレット紹介④~明秀日立の教育(視点の変容)~

5,6ページには本校の教育の根幹となる「視点の変容」について書いてあります。

ほとんどの人は「生きにくさ」を感じながら生活しています。それは大人である私たちもですが、Z世代と言われる若者たちの生きにくさは、大人の私たち以上ではないでしょうか。

自分らしさが確立されていないことで、自分に自信が持てなかったり、将来に対して不安になったりします。

現代の教育では、皆が同じように行動し、同じものを与えられます。そしてそれがさも「正解」であると認識してしまいます。そうすると、皆と同じ考え方をしていない子が「不正解」となり、集団から孤立してしまいます。

もちろん、皆と同じことをすることも大切です。しかし、だからといって、その子が持っている「良さ(個性)」を潰していいわけではないと思うのです。

それぞれが持っている「良さ(個性)」に自信を持つこと、それが重要ではないかと私たちは考えます。

今はもしかすると、その良さに気づいていない可能性があります。ほかの人と違うことは悪いことである、と認識してしまっているからです。

一度、その固定観念を取り除いてみませんか。本当に自分は、お子様はダメなのですか?

人の85%は「良い部分」、15%は「改善しべき部分」であるという人もいます。もしかするとみなさんは、たった15%の部分に惑わされていませんか?

私たちが見ているのは85%の「良い部分」です。そこに、生徒、保護者の皆様に気づいてもらいたい。

ダメな部分ではなく、良い部分に目を向ける習慣を私たちと一緒に身につけてみませんか?

新パンフレット紹介③~校長挨拶~

3,4ページには、本校校長である矢野正彦の挨拶が掲載されています。

本校は全日制、通信制の2課程を持っています。

本校校長は一人です。一人で全日制、通信制の両課程を受け持っています。

本校は2課程を持っているからこそ、それぞれの良さを知っています。

「同一のアイデンティティを持つことで安心感の得られる全日制」

「異なる視点に触れることによって価値観が広がる通信制」

多様性の時代だからこそ、それぞれに適した学びのスタイルがある

そう校長は言っています。

全日制に入れないから通信制

全日制でうまくいかなかったから通信制

大多数の人がそう考えています。

全日制が優れていて、通信制が劣っている・・・いや、違います。

人それぞれでいいのです。

私は明秀学園日立高等学校に勤務して今年で14年目を迎えました。

全日制では9年間、担任や吹奏楽部顧問、野球部やサッカー部の応援等、日々充実した生活を送っていました。もちろん、辛かったこともたくさんありました。

通信制に移って5年。全日制での経験、そして通信制に移ったことで得られた価値観を持って現在教育にあたっています。

私は今、とても充実しています。日々多くのことを生徒から学んでいます。

まずは、「全日制に行かなくてはならない」という固定観念を取り払いませんか?