新たな視点で物事を見てみよう

「新たな視点で物事を見てみよう」

この言葉は、現在作成中のパンフレットに掲載予定の言葉になります。

今年度のパンフレットは、「メッセージ重視」です。

我々が真に目指すべき方向性が示された、今までにない力作です。

ぜひ、手にとってみていただきたいです。

次回のブログから、内容を少しずつ紹介しようと思います。

固定観念や偏見

 今年度のパンフレット(学校案内)を作成するにあたり、生徒および保護者の方々にアンケートを実施しました。

 そのアンケートの中に、こんな項目を設けました。

「私たちを取り巻く環境には、様々な固定観念や偏見が存在しています。それらの固定観念や偏見に苦しめられたことや、違和感を感じたことがこれまでにありましたらお教えください。」

 この質問に対し、保護者の方々から様々な意見を頂戴しました。その中で印象的だったのが、「保護者の方が自身の固定観念を子どもに押しつけていた」という旨の回答が多かったことです。

 保護者A「自分自身の固定観念に苦しんだ。学校に行くべき、行けなくても勉強や運動はするべき。全部子供のため。でもそれらは親自身のただのエゴのようなもの。」(抜粋)

 保護者B「1番は自分だと思います。 誰に言われた訳でもなく、普通だから、当たり前だからとの価値観に、子供達を当てはめていた様な気が致します。」(抜粋)

 このアンケートを通して改めて痛感しました。本人はもちろん、その家族(とくにお母様)も常に不安に駆られている。世の中の固定観念や偏見に不信感を抱いている。

 本校通信制課程の教育目標の一つに「固定観念や偏見に捉われない、無常識な大人になる」というものがあります。高卒の資格を差し上げるためのカリキュラムだけではなく、本当の意味で社会に出てから充実した生活を送るための、価値ある教育をすることが我々の責務です。

 生徒だけでなく保護者の方々が、今の生きづらさから解放され、自由に生きることができるようになったら、、、そのために我々教員は努力するべきではないか。そう感じています。