感謝し続けることの難しさ

人はどうして当たり前のことに感謝できなくなるのだろう。

最初のころは当たり前じゃなかったから、すごく感謝するのに。友達ができた時とか、めっちゃ感謝するよね。友達になってくれてありがとうとか。それで学校生活が楽しくなるよね。

でも、いつの間にかそれが「普通」になってしまう。だから感謝という気持ちが起こらなくなる。せっかくできた友達ともケンカしてしまう。ツイッターで愚痴を言ったりとかさ。なんだか切ないよね。

6月1日。久しぶりに登校してきた1年生を見て、生徒がいることのありがたさ、充実感を味わった。この上なく嬉しかった。とても楽しかった。

昨日。とても楽しかったよ。一生懸命にレポートや視聴票に取り組む生徒たち。入学してから勇気を出して声をかけてできた友達と談笑している生徒たち。うん。素敵です。

でも、以前の方が生徒たちへの感謝の気持ちがあった気がする。自分に余裕がなくなったのかなぁ、、、

北川先生、石川先生と仕事をして3ヶ月が経つ。これもまた同じ。以前の方が感謝の気持ちでいっぱいだった気がするなあ。

ちなみに、僕は決してネガティブになっているわけではないし、読んでいる人にネガティブになってほしいわけでもない。

まずは現実を受け止めることが大切だよね。そして大事なのはこれからどうするか、、、

当たり前のことに感謝し続けよう。家族、友人、自分の周りにいる人、物、環境、全てに「ありがとう」

自由登校

今週から自由登校期間です。できれば授業を再開したいところですが・・・

もしこの記事を見てくれている在校生や保護者の方で、授業に関して要望等があれば、所属キャンパスの先生方にお伝えください。みなさんの声を積極的に聞き、新しい形を模索していきたいと考えています。

一昨日は1年生が登校してくれました。入学して2か月が経ちますが、ほとんど登校できていないので、きっと緊張したことでしょう。僕が声をかけると、笑顔であいさつや返事をしてくれる生徒たち。素敵です。とても楽しい時間を過ごすことができました。ありがとう。

北川先生と石川先生も、僕と一緒に生徒対応をしてくれました。「担当学年だけでなく、3人で生徒全員を見ていこう」という僕の声かけに応じてくれたお二人に感謝。お二人のおかげで、とても充実した時間を過ごすことができました。ありがとう。

通信制に来る前の僕だったらきっと、石川先生と北川先生に「嫉妬」していたんだろうなぁ。お二人には、僕にはない「良さ」がたくさんあります。その「良さ」を間近で感じているから、その「良さ」をもっていない僕は「ダメだ、無力だ、悔しい」って思って、必要以上に「自分一人で面倒見るんだ」って粋がって、結局多くの生徒を不幸にしていたと思う。

でも今はなんだろうなあ。いい意味で「自分は自分」って思えるようになった。キャンパス長として、それぞれの「良さ」をどう生かしていくかを考えるようになったかな。

昨年の6月だったかな。「アドラー心理学」に出会ったのは。「嫌われる勇気」を読んで心がすっきりしたのを今でも覚えてます。

マコなり社長の動画に出会ったのもその時期だったかな。今では毎日見て勉強してます。

8時30分。北川先生が出勤しました。朝6時に起きて餃子を作ったらしい。すごい!今日は2年生の登校日。今日も一日がんばろう!

生徒を一番にわかってあげられるのは・・・

昨日の出来事。

午前中、僕は生徒(Aさん)と面談をしていました。Aさんは学校生活に不安を抱えている生徒です。でも、Aさんすごいんですよ。しっかりとレポートを仕上げてくるんです。わからない科目については、教科担当から教わったり、自分から質問したり。本当に素晴らしい生徒です。Aさんの担任ができることを誇らしく思います。

同じ時間帯に、3年生のある生徒(Bさん)が進路活動をしていました。一生懸命に担任の先生とエントリーシートを作成していました。

Bさんがエントリーシートを書き上げ、ほっとひと段落していた時、僕はBさんに「Aさんは学校生活が不安なんだってさ」と、(接点をつくりたいなと思って)声をかけました。そしたらBさんは、進路活動で張りつめていた空気を一切出さずに「どうしたの?」「大丈夫だよ!」と自分から積極的にコミュニケーションをとってくれました。Bさんの人柄もあり、終始笑いに包まれ、Aさんも初対面のBさんに心を開いてくれていました。

「生徒を一番にわかってあげられるのは、生徒なのかもしれない」

Bさんも、過去に深い傷を負ったことのある生徒です。今でも傷は癒えていないそうです。でも、前向きに、明るく生きています。そんなBさんだからこそ、今、まさに悩みを抱えているAさんの気持ちが、「本当の意味」で理解できるのだと思います。

僕自身が無力だと感じたことはありません。僕は僕なりのやり方で、これからも生徒・保護者と向き合っていきます。でも、もし、もっともっと生徒の力を借りることができれば・・・もっともっとたくさんの生徒が本当の意味で救われるのかもしれません。

不安を抱えながらも登校してくれたAさんに感謝。進路活動で大変な中、Aさんに寄り添ってくれたBさんに感謝。

さて、今日も一日がんばろう!!