新パンフレット紹介②~無常識の理解~

表紙をめくると、1ページ目に大きく、「無常識の理解」と掲載してあります。

無常識とは「社会や集団における発想・行動を縛っている、固定観念や偏見を持っていないこと」です。

みなさんは、固定観念や偏見にとらわれていませんか?それらによって、生きづらさを感じていませんか?

社会の常識は時代とともに、急速に変化していきます。10年前の常識は今の非常識。そして今の常識は10年後には非常識になっているかもしれません。しかし、我々(大人)の価値観はある時を境にアップデートされていないことがほとんどです。

「自分はこうしてきたから」「自分はこれしかできないから」

決して今までのやり方が間違っているとは思いません。大事なのは「アップデート」していくことです。

このページには偉人のメッセージをいくつか載せています。その一つをご紹介します。

「多くのことは、それ自体では不可能に思える。だが、視点を変えるだけで、可能になりうる。」

第二次ポエニ戦争(紀元前219年~紀元前201年)を開始したカルタゴの将軍、ハンニバル・バルカの言葉です。

彼の言葉の中にある「視点を変える」という部分が最も重要です。

みなさんは物事を同一方向、つまり誰かと同じ視点で見ていませんか?

さも自分の視点で見ているかのようですが、もしかすると、その視点は固定観念によって生み出されたものかもしれません。

一度、「常識」という固定観念から脱却してみませんか?みなさんの苦しみは、「視点」を変えるだけで、解決されるかもしれません。

「視点を変えれば、生き方が変わる」

私たちと一緒に、新しい生き方を手に入れませんか?

新パンフレット紹介①~表紙編~

あなたの可能性はどれくらい眠っていると思いますか?

15%?20%?それとも50%?

例えばあなたの可能性の15%が眠っているとするならば、もうすでに85%は覚醒していることになりますよね。

そう考えると、これからどんなに頑張っても可能性が切り開かれるようには感じないでしょう。

明秀日立では、あなたの可能性の「90%」は未だ眠っていると定義しています。

それはまるで、海面を漂う氷山のよう。

氷山はその大部分が水面下に隠れています。

あなたの可能性も同じです。まだその多くが眠っている状態です。

明秀日立ではその「90%」に目を向けます。

それは、あなたが「今のままでも十分」だからです。

私たちと一緒に、自分の可能性に気づいてみませんか?

新たな視点で物事を見てみよう

「新たな視点で物事を見てみよう」

この言葉は、現在作成中のパンフレットに掲載予定の言葉になります。

今年度のパンフレットは、「メッセージ重視」です。

我々が真に目指すべき方向性が示された、今までにない力作です。

ぜひ、手にとってみていただきたいです。

次回のブログから、内容を少しずつ紹介しようと思います。

固定観念や偏見

 今年度のパンフレット(学校案内)を作成するにあたり、生徒および保護者の方々にアンケートを実施しました。

 そのアンケートの中に、こんな項目を設けました。

「私たちを取り巻く環境には、様々な固定観念や偏見が存在しています。それらの固定観念や偏見に苦しめられたことや、違和感を感じたことがこれまでにありましたらお教えください。」

 この質問に対し、保護者の方々から様々な意見を頂戴しました。その中で印象的だったのが、「保護者の方が自身の固定観念を子どもに押しつけていた」という旨の回答が多かったことです。

 保護者A「自分自身の固定観念に苦しんだ。学校に行くべき、行けなくても勉強や運動はするべき。全部子供のため。でもそれらは親自身のただのエゴのようなもの。」(抜粋)

 保護者B「1番は自分だと思います。 誰に言われた訳でもなく、普通だから、当たり前だからとの価値観に、子供達を当てはめていた様な気が致します。」(抜粋)

 このアンケートを通して改めて痛感しました。本人はもちろん、その家族(とくにお母様)も常に不安に駆られている。世の中の固定観念や偏見に不信感を抱いている。

 本校通信制課程の教育目標の一つに「固定観念や偏見に捉われない、無常識な大人になる」というものがあります。高卒の資格を差し上げるためのカリキュラムだけではなく、本当の意味で社会に出てから充実した生活を送るための、価値ある教育をすることが我々の責務です。

 生徒だけでなく保護者の方々が、今の生きづらさから解放され、自由に生きることができるようになったら、、、そのために我々教員は努力するべきではないか。そう感じています。

出会いと別れ

年々時が経つのが早く感じます。(歳のせいですかね笑)先日、3年生とお別れしたと思ったのですが、今度は新1年生が新たな仲間に加わります。

 出会いと別れは表裏一体

人は様々な場面で出会いと別れを繰り返しています。いつまでも変わらない仲間と、変わらない時を過ごしていたほうが楽なんですけどね。

でも、それでは変化がありません。なんとなく飽きてしまいます。みなさんもそんな経験はありませんか。

だから、自分の成長に合わせて一緒にいる人を変えてみてもいいかもしれませんね。

逆を言えば、常に同じ人と一緒に過ごしている人は、成長していないか、その人と共に成長しているかのどちらかですかね。

もし、自分が成長していないと感じている人は、自分の身の回りにいる人を変えてみてはいかがでしょうか。

まわりに流されるのではなく、自分で流れを作り出してください。人生が楽しくなるはずです。

3年生の皆さん、卒業おめでとう!新天地でも頑張ってください。

新入生の皆さん、ようこそ明秀日立へ!一緒に高校生活を謳歌しましょう。

決断する勇気

自分で物事を決断するのって、勇気がいりますよね。

できることなら自分で決めたくないから、誰かに決めてもらう。

結構やっていませんか。

その場はやり過ごせますが、それを積み重ねていくとどうなるか、、、

いつまでも誰かに決断してもらわないと、何もできない人になってしまう。

ではいつから自分で決断できるようになるのか、、、

それは「自分で決断する」と決断した時からです。

決断することを恐れてはいけません。

また、周りの人はたとえ親であろうと、本人の決断を肩代わりしてはいけません。

肩代わりするとどうなるか、、、

子どもは自信を失います。

そして、また親に決断してもらうようになります。

親御さんは子どもを愛するが故に、肩代わりしてしまいます。

でもそれは、「他者の課題に介入している状態」です。

子どもがどんな状態であろうと、信じてあげてください。

子どもが自分で決断するための「勇気」を与えてあげてください。

子どもは親御さんや先生に決断を委ねてはいけません。

進路について、勉強について、人間関係について、

様々な悩みがあると思います。

その一つ一つに自分で答えを出すのです。

恐れてはいけません。

勇気を持って、決断してみましょう。

まずは自分が楽しむこと

昨日、宇都宮キャンパスではミニスポーツ大会を実施しました。

先生たちがそれぞれ生徒たちとチームをつくり、3種目で争いました。

結果はともあれ、楽しかった!!

私自身、久しぶりにドッジボールをやりました。

自分のチームがピンチになった時、年甲斐もなく外野から相手チームの生徒にボールを当て続けました(生徒のみんな、ごめんね)

結果的には負けてしまいましたが、自分自身が楽しかったのでよしとしましょう(笑)

よく生徒にも、「まずは自分自身が楽しもうぜ!!」と言っています。

私自身の教育目標は「他者貢献できる生徒を育てること」ですが、自分自身が幸せや楽しさを味わえていないのに、他人に幸せを与えることなんてできません。

でもこれは、親御さんにも言えるのではないでしょうか。

仕事や子育てに追われる毎日を過ごしており、いつの間にか自分自身が楽しむことを忘れてしまっている、、、

親御さんと面談する際、必ず言っている言葉。「お母さん(お父さん)自身が楽しんでくださいね。」

子どもは親御さんをよく見ています。そして、子どもは親御さんの幸せを心から望んでいます。また、親御さんは、お子さんの幸せを心から望んでいます。例外はありません。

だからこそ、親御さんがもっと楽しんでほしい。自分自身の人生をハッピーにしてほしい。

そうすれば自然とエネルギーが出て、それが子どもに伝わり、子どもも元気になります。

もっともっと人生を楽しみましょう!!

私は現在36歳です。でも、人生これからだと思っています。もっといろんな人と出会いたいし、いろんな場所にも行きたい。今までにない体験をもっともっとしてみたい。

今度の日曜日、新潟か軽井沢にでも行ってみようかな、、、新幹線で。(いやぁ、超便利ですね!!)

卒業にあたって

本校には「前期生」と「後期生」がいます。

前期生:4月に入学し、3月に卒業する生徒たち(転入生も前期生です。)

後期生:10月に入学し、9月に卒業する生徒たち

宇都宮キャンパスには現在2名の後期生が在籍しており、そのうち1名(Mさん)が今月末に卒業を迎えます。

ほかの生徒たちに比べ、半年遅れの卒業になります。しかしMさんは粘り強く学習活動を続け、今回晴れて卒業の資格を勝ち取りました。

本校入学を決心するまでにもきっと紆余曲折あったはずです。ですが今のMさんは、全てを受け容れ、大きく成長しました。宇都宮キャンパスが誇る優秀な生徒です。Mさん、本当におめでとう!!

一度学校をやめてしまうと、本校では4月に前期生として入学するか、10月に後期生として入学するかの二択になってしまいます。(現在高校に在籍している生徒さんであれば、いつでも転入学が可能です。)

一度物事をあきらめてしまうと、もう一度やり直そうという気持ちになるまでに時間がかかります。でも、あきらめたままではもったいない気がします。

新しい環境になると、それだけで勇気が出て頑張れる人もいます。

自分で自分の可能性を信じてみませんか。

成功の裏で

物事がうまくいったとき。それはあなた自身がそれに見合う努力をしたのだと思う。

それはとても素敵なことで、自分で自分を認め、褒めてあげてほしい。

ただ、物事というのは、自分ひとりで変わるものではない。

たいていの場合、誰か(とくにあなたの身近な人)が裏で動いてくれていることが多い。

本校の生徒たちは本当によく裏で動いている。

SNSを駆使し、日夜連絡を取り合い、成功に向けて様々なことを考えてくれている。

時にはうまくいかず、投げ出したくなることもあるはず。

でもそんなとき、必ず誰かが励まし、お互いにエネルギーの受け渡しをしている。

我々教員が生徒と接するのは学校だけ。

そこでうまれる様々な成功の裏には、生徒たちの影ながらの努力があることを、我々教員は忘れてはいけない。

あなたも、何か物事がうまくいったときは、自分を褒めるのと同じかそれ以上に、周りの身近な人に感謝してみてほしい。

きっと、今までよりももっと周りの人を好きになるはず。

そして、もっと自分を好きになるはず。

生徒たちに感謝。保護者の皆様に感謝。

みんな、ありがとう。これからもよろしくお願いします。

可能性

通信制は毎日授業があるわけではありません。授業のない日は何をしてるんですか?とよく聞かれるんですが、私は生徒たちと面談をしていることが多いです。

友人関係の悩み、家族の悩み、バイト先での話や将来について、、、様々な話を聞いています。

私が面談で大事にしていること、それは、「これからどうするか」を生徒たちと一緒に考えることです。

過去にいじめにあった生徒は今もその出来事をトラウマと認識し、一歩踏み出す勇気を挫かれています。その生徒に対し「大変だったね」と共感していくのは当たり前です。もちろん、それだけでも心が救われる生徒はいるでしょう。

でも、私は教育者として、生徒を社会に送り出すという大切な責務があります。

なので、私の場合より多くの時間を「これからどうするか」に使います。

いじめにあった生徒は、これ以上傷つきたくないと思っています。でも、友達がいらないわけではありません。誰だって人とのつながりを求めています。勇気を挫かれているだけです。

私ができることは「これからどうするか」を一緒に考え、生徒に勇気をあげることです。

極論を言えば、勇気をあげることしかできないとも思っています。だって、生徒の代わりに行動することはできないですし、生徒の代わりにやってしまっては「先生にはできるけど、やっぱり自分にはできない」と、生徒はまた勇気を挫かれてしまいます。

生徒たちは成長したいと願っています。実際、面談を終えた生徒たちは翌日に登校し、自ら知らない人に声をかけたり、私の仕事を手伝ってくれたりと、自ら勇気をだして行動しています。

今までずっと家に引きこもっていた生徒が、週に1回かもしれないけど登校している、人と話すのが苦手だった生徒が誰かと話をしている。

そんな光景を毎日のように見ていると、私も勇気が出てきます。

生徒たちは偉大です。私たち大人よりも柔軟で、感受性豊かです。生徒たちから学ぶことはたくさんあります。

もっと生徒たちの可能性を信じてみませんか?

「できない」のではなく「知らないだけ」と考えを改めてみませんか?

もっと生徒たちを「尊重」しませんか?