新入生面接試験で感じること

新入生の面接試験をさせていただいて、日々感じることがあります。それは、「皆さん自分の素晴らしさに気付いていない」ということです。

例えば、言葉遣い一つとってもビックリするくらいしっかりしていて、先日も「教職員研修で言葉遣いの講師をお願いしたい」と話したことがあったほどです。

さりげない会話の中でも、「母が~」、「姉が~」など話されるのはもちろん、「貴校は~」、「お見せできるものは~」、「~させていただいて」、「~から参りました」、「後者です」等の言葉が出てきて、保護者の方も「こんなに大人びた話し方ができるなんて…」と驚かれることが多々あります!

しかも、ほとんどの生徒さんが不登校経験者で、中学校で面接指導を受けた経験がないとのことです。

また、ほぼ全ての生徒さんに共通するのは、「優しく気配りができて、他者の気持ちを理解する能力が高い」ということです。その繊細な感覚を持ち合わせているゆえ、無自覚なストレスも含めて疲弊してしまう傾向にあります。

活字離れが叫ばれる現代っ子とは異なり、読書を好む生徒さんの割合も非常に高く、「太宰が好きで、ほぼ読破した」などという生徒さんもいました。(ちなみに、昨年面接した生徒さんでは年間1,000冊読破したという方もいらっしゃいました)

これだけでも「能力が高いな~」と感じるのに、それぞれが興味関心を掘り下げていて、多くのことを感じたり、実践したりしています。

しかし、皆さん「不登校だったから…」など、自分自身に自信を持てていないのも事実です。

自分の良さを自覚していないと、残念ながら自身が持っているその良さを活かすことはできません。

本校に入学される方も、そうでない方も、まずは「自分が持っている素晴らしい部分」に気付いてください。自分に自信がない方は、是非一度、本校に足を運んで相談してみてください。本校教職員や生徒さんと触れ合うことで、必ず何かしらのヒントが見つかりますよ!

素晴らしい生徒たち!

みなさんは日々の行動一つ一つに明確な目的意識を持っていますか?

「なんか堅苦しい話だな…」と思う方もいらっしゃるでしょうが、是非ご一読ください(笑)

本校通信制課程は各キャンパス(日立・水戸・下館・宇都宮)で毎月オープンキャンパスを実施していますが、スマイルサポーターと呼ばれる生徒たちが企画・運営に携わっています。

今月は宇都宮キャンパスのオープンキャンパスを視察してきましたが、生徒たちが想像以上に目的意識を持って動いていてビックリしました。まず、朝の打合せが「ここはグーグルの会議室ですか?」という雰囲気で、各生徒が「何のために」「何に気を配って」行動するかを真剣に話し合っていました。 よく見ると教員もいたのですが、生徒の存在感の強さに目に入りませんでした(笑)

おかげで、打合せ終了時に「教頭先生、何かありますか?」と聞かれたのですが、あまりのレベルの高さに驚きと感謝の言葉しか出ません…。

オープンキャンパスは本校教員による説明の後に個別相談だったのですが、各参加者のブースにサポーターが入り、生徒目線での具体的な説明や事例紹介、質疑応答等をしていきます。私は後方で視察しながら驚いたのですが、受付時に参加者ごとの特徴や「どのサポーターが適任か?」を判断し、的確に人員を配置していきます。

しかも、その判断や差配をしているのもサポーターなのです。

後からそのサポーター(3年生)に話を聞くと、「保護者はお母様一人が参加されるか、ご両親で参加されるか」、「中学生か高校生か」などの事前情報を踏まえつつ、当日いらっしゃった時の雰囲気や受付時に話した内容で瞬時に判断しているとのことでした。しかも、それらの情報を共有している生徒たちが、状況によって柔軟に動きを変えていきます。

さらに、終了後のミーティングでは「もっと~すれば良かった」など、的確な意見交換もしていました。

オープンキャンパスでは生徒目線での情報伝達と、目的意識を明確に持って行動できる生徒育成という2つの目的のためにサポーターによる企画運営を取り入れていますが、「生徒に負けないように自分たち教職員も頑張らないと…」と改めて考えさせられました。

いつも思いますが、うちの生徒さんたちは本当に素晴らしいです!

教員採用試験について

実は毎年、教員志望の学生が集まる「教員採用説明会&選考会」(東京会場)に参加して様々な方とお話をさせていただくのですが、今年も様々な方と面接をしました。(実は宇都宮キャンパスの三代目髙橋先生も、この選考会で本校を選んでくださった先生です。)

そのうち、何名かが本校の採用試験を受験してくださったのですが、その時に感じたことを書かせていただきます。

お一人は試験終了後に「お疲れ様です。どうでしたか?」と聞いたのですが、真っ先に返ってきた答えが「面接試験では先生方といろいろな話ができて、とっても楽しかったです。」というものでした。大抵は皆さん緊張と疲れでそんな答えは返ってこないのですが、僕は笑顔でそう答えた先生に思わず感動して、心底「一緒に働きたいな」と思いました。

もう一人、大学卒業後にスターバックスコーヒーで店舗マネジメントを経験した男性の方もいたのですが、こちらの方も大変素晴らしい人物でした。とくに「人は皆それぞれの価値観を持っているので、それを認めたうえで一つのチームになれるよう協働していきたい」といった旨のことを信念をもって語っている姿には、「若いのに凄いな」と思いました。また、試験終了後には「校舎内を見学したい」というので案内したのですが、教室にも足を踏み入れて生徒とコミュニケーションをとっている積極性にも感動しました。

みなさんも進学・就職試験で面接を受けると思いますが、「試験を楽しむ」気持ち(そのためには、入念な準備が必要ですが…)と積極性を持って臨んでいただきたいと思います。

満足度調査

本校では年2回、生徒・保護者様に満足度調査へのご協力をいただいております。

今回は回答期限が9月末であるにも関わらず既に多くの方から回答をいただいておりますので、不登校等で悩まれている保護者様の参考になればとの思いから、その一部をご紹介させていただきます。

「小中学校時代不登校だったのに、予想に反して楽しく通っている様子に家族で驚いている。」、「明らかに中学生までとは異なり、自ら登校していて性格も明るくなった。」、「自分の意思で動けるようになり、やる気も今まで見たことがないくらいあり、親としてはとても嬉しい。」、「明るくなり、自分から積極的に外に出るようになった。」、「自分のペースで無理なく学習できていると思う。」、「担任制だが、どの先生も生徒一人ひとりのことを良く見て連携しているので、いつ登校しても安心感がある。」、「先生方の生徒目線での意見は子供にとって大きな意味があり、それが嬉しいみたい。」、「悩み事や疑問があると休日・夜間を問わず先生の携帯に電話して、それに丁寧に対応してくれるので頭が下がる。」、「通信制に入学せざるを得ないと分かった3年前は、様々な場面で子供が傷つくのではと心配したが、たくさんの友達がいる現状がとても想定外で嬉しい。」

不登校で悩まれている保護者の方は出口の見えない気持ちだと思います。 しかし、同様の想いを抱えた方や乗り越えた方が多数いらっしゃるのも事実ですので、「決して一人ではない」ということを忘れずに、一緒に考えていきましょう。

感動体験

昨日は大子町観光商工課からの依頼で、急遽ボランティア希望生徒22名とともに映画エキストラに参加してきました。

出演者や作品名等の詳細はトップシークレットのため記載はできないのですが、とても貴重な経験であったと同時に、非常に感動したので書かせていただきます。

[感動その1] 凄い教職員

撮影は大子町で朝7時から夜7時まで行われるということで朝5時にバス出発でしたが、なんと遅刻や欠席した生徒はゼロ!しかも、実は私は寝坊してしまい、慌ててもう一人の引率(石川先生)に電話したのですが、「大丈夫です。すでに髙橋さん(水戸キャンパス事務)が集合場所にいて、点呼や検温・消毒をしてくれています」とのこと。

参加生徒さんたちには「ごめんなさい。二度寝して集合時間に遅れてしまいました」と謝りつつ、頼んでもいないのに早朝から来てくれる本校職員の凄さに感動しました。

[感動その2] 凄い生徒たち 

私自身が映画のエキストラ初体験でしたが、「待ち時間が長くてとても大変」という話は聞いていました。そのため「うちの生徒さんたち大丈夫かな…」と心配していたのですが、長時間の待ち時間もきちんと対応していた上に、12時間に及ぶ撮影後に「楽しかった」、「すごく良い勉強になった」等、イキイキとした表情で語ってくれる姿には本当に感動しました。

[感動その3] 凄い俳優さん・女優さんたち

実は私と石川先生は有名な俳優さん・女優さんが撮影しているのをホントの目の前(1mくらいの距離)でみていたのですが、たった30秒程度の1シーンを何度も何度も納得いくまで撮影していました。思わずその熱意や迫力に押されて、監督さんの「カット」の声がかかるまで呼吸ができず、「プロの凄さ」を体感させていただいた感じです。

今までも「生徒には数多くの一流に触れてもらいたい」と言っていましたし、自分たちも頑張っているつもりでしたが、レベルの違いや自分の甘さに気付かされました。

終了後には関係者の方から「今後も声をかけるので宜しくお願いします」とお声かけいただきましたが、是非ともこういう機会を増やしたいと痛感した1日でした。

参加いただいた生徒さんは相当疲れたはずなので、ゆっくりと休んでくださいネ。また、関係者の方々には貴重な体験をさせていただき、この場をお借りして御礼申し上げます。

スクールミッション

今日は明秀日立通信制のスクールミッションについて、ちょこっとお話します。

本校のスクールミッションは以下の3点です。

1 学びに価値を見出し、セルフリーダーシップを発揮できる生徒の育成

2 多様な価値や人間と出会い豊かな人間性を涵養する学校の創造

3 新しい発想(イノベーション)を生み出す人材の輩出

なんか難しく感じる生徒さんもいるかもしれませんが、簡単に言うと「様々な人と出会い様々なことを体験するなかで、自分の価値を見出そう。そして、常識にとらわれずに何にでも積極的にチャレンジしてみよう!」っていうことです。

来週はマーヴェラスアドベンチャー那須に遠足に行きますが、何か1つで良いので、「自分にできるかな~」と思っていることにチャレンジしてみて下さい。きっと、帰りのバスの中では「新しい自分」を発見できるはずです。

スタバのコンセプト

みなさんはスタバのコンセプトである「サードプレイス(第3の居場所)」について耳にしたことがありますか。

サードプレイスとは、自宅(ファーストプレイス)でも職場や学校(セカンドプレイス)でもない第三の居場所のことです。

明秀日立通信制のキャンパスも単に学習するための場でなく、「自分らしくいられる居場所」としての環境整備を心掛けていますが、今後は更なる進化を遂げるよう現在計画中です。

具体的には「憩いと交流(生徒・教職員)×学び合いの場」として、様々な価値観を持つ人と関わりながら自分の中に眠っている可能性に気付き、実践へと繋げていく場所へと変革していきます。
そのため、段階的にですが、「学校とは机・椅子が整然と並んでいる教室」というイメージを払拭し、「スタバでくつろいでいるような感覚」の中で学べるラーニングコモンズへと環境を整備していきたいと考えています。
(予算の問題もありますが、ソファーでくつろぎながら学べるといいですネ。)

みなさんも、「こんな学校にしたい」という思いがあったら、是非キャンパスの先生方に相談してみて下さい。
一緒に一つ一つの課題を乗り越えながら理想の学校創りをしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたしますネ。   

進路について考えよう!

昨日は1・2年生対象の進路ガイダンスが日立・宇都宮の両キャンパスで開催されました。

僕は午後から日立キャンパス2年生のガイダンスを見学しましたが、YouTuberの動画を紹介するなど趣向も凝らしてあり、生徒達はみな真剣に取り組んでいました。

ちなみに、そのYouTuberは「自分の決めた進路が100%正しいとかダメとかないし、いつでもやり直しできるから大丈夫!安心して!」と言っていましたが、その通りだと思います。 ただし、髙橋先生もおっしゃっていたように「判断材料(情報)がないまま悩んでいるのは時間の無駄」なので、進路について悩んでいる生徒さんは、まずは自己を知ることから始めませんか。

手軽でおススメなのはエゴグラム診断(無料)で、ネット検索するとすぐ見つかるので是非やってみて下さい。その際に「自分は気付いていないけど、他人は知っている自分」に気付くことも大切なので、保護者の方や友人などにもあなたのことを診断してもらって下さい(思っているよりも違いが出て、面白いですヨ)。

また、適職・適学診断の無料ツールもネット上に多数あるので、こちらも是非参考にしてみて下さい。

いずれにせよ「まずは行動」です。キャンパスでは先生方が親身に相談に乗ってくれますから、悩んでいる時間があるなら足を運んで下さいネ!

すぐに行動することの大切さ

ちょっと前の話になりますが、下館キャンパスの生徒さんから大学受験について相談がありました。難関大志望ということで、「やる気があるなら全日制の先生(難関大受験指導のスペシャリスト)にも協力を仰ぐよ」と言ったところ、すぐに使用している教材、進捗状況等をメモにまとめてきました。

そこで、生徒さんから渡されたメモを持って全日制の先生に相談しに行ったのですが、そこからのスピード感に驚かされただけでなく、正直感動しました。

相談に乗って下さった先生は「ワクワクしますネ!」と快諾して下さり、その場でclassiを用いて生徒さんと事前面談の相談、翌日にはzoomによるオンライン講義が始まりました。さらに「お勧めの勉強法」を丁寧に指導して下さっただけでなく、必要な教材まで準備してくれました。

しかも、その先生は遅くまで学校で仕事をこなした後、自宅に戻って食事も後回しでオンライン講義をして下さいました。

すぐに「やる気を見せた」生徒さんと、すぐに「やる気に応えた」教員による奇跡の瞬間に立ち会った感でいっぱいです。

「だって~だしな…」、「~だからしょうがない…」などと現況を嘆くのは簡単です。でも、自ら動かなければ活路は見い出せません。他の生徒の皆さんも、是非とも自分の明るい未来のために、積極的にスピード感を持って行動してみましょう。必ず、得るものがありますヨ!

スマイルサポーター

先日、水戸キャンパスにおじゃまさせていただいた際、サポーターの方々とお話しをさせていただきました。

本校のスマイルサポーターは新入生が高校生活に馴染めるようにお手伝いをするほか、オープンキャンパスの企画・運営にも携わっていて、現在は「明秀大運動会」の企画にも取り組んでいます(先日の職員会議で企画書を発表した3年生の自信に満ちた姿には感動しました)。

そのようなサポーターたちですが、先日のオープンキャンパスでも教員が感動するくらいプレゼンテーション能力が高かったそうです。実際にプレゼンした2年生と話しましたが、謙遜こそしているものの、その表情は自信に満ちていました!

そこで…「今度、生徒と教職員含めてプレゼン大会をしない?」と提案させていただきました。これからの社会を生き抜くためには、自分の思いを自分の言葉でしっかりと伝えるプレゼン能力は必須です。生徒からは「どんなテーマでプレゼンするの?」との積極的な質問も…。

今年度中に是非とも実施したいと思いますので、その際はみなさん積極的にエントリーして下さいネ!宜しくお願いいたします。