昨年12月茨城県定時制通信制高校の芸術展が日立シビックセンターで開催されました。多くの学校から多様な作品が出品され、多くの皆さんの目を楽しませておりました。
明秀通信も各キャンパス個性豊かな作品が多かったです。
日立キャンパスで紹介したいのは、合作作品「これから」です。
1~3年生の6人で作成しました。10枚の小型のキャンバスを分担して製作を進めていくのですが、なかなか前に進まない(笑い)。個性がぶつかり合って進まないというわけではなく、お互いが気を遣い過ぎて、どうぞどうぞ状態が長く続きました。
それでも何とか芸術展に間に合うように完成にこぎつけたわけですが、構想4時間、製作5か月の大作になったわけです。
テーマは、みんなの未来、いろんな変化や苦難があるかもしれないけど、一歩一歩前に進んでいこうという内容です。もちろん絵画中の左端の詩も合作です。
確かに芸術的なセンスが爆発しているようではないし、めちゃくちゃ上手い作品でもない(みんなごめん)。でもね、6人のちょっとずつの人間味のエッセンスがこの作品全体から感じられて、私は全体的にいい作品になったと感じています。
必死になって完成させたのに、「もっとこういう技法がある」、「テーマをこうすれば」、「構図をもっと工夫して」…、終わった後にはどんどん、もっともっとの気持ちが湧いてくる。
でも、今回はこの作品のこの状態がベストなんです。それを喜びたい。
「足るを知る」古代中国の思想家、老子の言葉です。何事に対しても、“満足する”という意識を持つことで、精神的に豊かになり、幸せな気持ちで生きていけるということです。
一方で、我が家のアイドル猫マルオくんは、足るを知りません。
いつでも、食べ足りないニャー
いつでも、寝足りないニャー
いつでも、遊び足りないニャー
いつでも、甘え足りないニャー
そんなもんでこんなお腹になってます…。
マルオ!少しは足るを知れ!