マルオ、いい猫になれよ。

あんなに小さくてはかなげだったマルオが、その名の通り、丸々としてきた。

だいたい鳴き声が一緒なもんで、「ニャーン」と鳴けば、美味しい餌をあげ続けている。
たぶん昨日の夜の「ニャーン」は、「ちょっと、トイレ掃除してよ」だったように思うが、餌をやれば、カリカリやっている。家に帰った時の「ニャーン」は、「腹撫でててよー」だったかもしれない。もちろんカリカリは変わらない。

だもんで、どんどん丸くなってしまったマルオです。家の奥さんからはデブ猫呼ばわりされてしまっている。

でもね、どんなに丸くなっても、いい猫になって下さいね。

・意地悪にならないこと。
・ズルいことはしないこと。
・嘘を平気でつかないこと。

なぜならば、その姿があまりにも悲しく哀しいからです。意地悪をしている人の心は意地悪に染まって、毒々しく痛々しいです。ズルく立ち回る人の心はいつも浮足立って落ち着きが見られません。嘘をつく人の心は動きが大きくなって爆発しそうです。そんな心を見ると切なくてたまらないからです。

だから、マルオ、優しくて、正々堂々とした、正直者の猫になってね。

今夜も家に帰れば、玄関で、「ニャーン」とマルオのお出迎え。