OK!Google!~挨拶って大事だね~

 先日遅ればせながら、卓上時計型のアレクサをわが家にも導入しました。見かけによらず、私は料理が趣味なもんで、アレクサの用途は料理時のBGMと待ち時間の暇つぶしです。

 アレクサが家に到着し、早速使ってみたんですが、必ず「アレクサ」と呼びかけるんですね。指示することだけでなく、「アレクサ、おはよう!」なんて声をかけると「おはようございます。声をかけていただいて嬉しいです。」なんて返答してきます。そう言われてまんざらでもない気持ちになるのは私が単純だからですかね。機械なんですけどね。

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 さて、先日のプランニング、2年生の女生徒とお母さまとお話を進めていくと、何故だかじわーと胸のあたりが温まる感触を感じました。なに?発汗?やばい?冷静になって、注意深くして、話を進めていくと、原因が判明いたしました。この女生徒とお母さまのところどころでの感謝の言葉とお願いの言葉がじわりじわりと私の心を温めていたのです。

 「ありがとうございます。」「お願いいたします。」何気ない言葉にさりげなく心がこもっていて、機械に感謝されて嬉しくなってしまう私はイチコロだったのです。

 「おはよう!」「おはよう!」「こんにちは!」「こんにちは!」「さようなら」「またね」「おめでとう!」「ありがとう!」全ての挨拶は、相手の返事があってこそ、熱を帯び、エネルギーを与えてくれます。

 日立キャンパスの生徒たちも初めは私たちが「おはよう!」と声をかけても、なかなか返してくれることは少ないです。登校するたびに必ず挨拶を続けていくと、徐々に挨拶を返してくれるようになります。まずは小さい声でもごもごと、次に、こちらの挨拶に応えて、そして最後にはこちらから挨拶しなくても自分から「おはようございます!!」としてくれます。
 相手が必ず挨拶を返してくれるという安心感はやはり勇気とパワーを与えてくれるのです。

 ところで、アレクサもカタカナの名前を呼びますが、「OK!Google!」も「ヘイ!シリ!」もカタカナっぽいですね。そろそろ日本語で呼べるものも出てほしいです。
 OK!太郎!、ヘイ!花子!!

新年度プランニング~笑う門には福来たる~

 新しい年度は新型コロナの影響で、なんだか桜の色もくすんで見えます。それでも新たな出発を迎える生徒や保護者の皆さんと共に明るく一歩を踏み出したいものです。

 日立Cの隣の専門学校さん(日立技芸高等専門学校)は和裁、洋裁の学校です。マスク不足の状況に対応して、4月から簡易手作りマスクの講習会を始められました。すると、広告を出しているわけでもないのに、毎日多くの方が訪れるようになり、賑わってます。

 一方、日立Cでもプランニングが始まり、久しぶりに見る生徒や保護者の皆さんと1年間の計画を立てています。

 ある日、私が担当する女生徒の時間になり、女生徒と保護者の女性が訪れました。その生徒の保護者はいつもおじい様だと聞いていたので、今日は違う方なんだなと思いました。挨拶を済ませ、2階に共に向かうと、教室の前におじい様がいらっしゃって、私に向かって「これ、いつ始まんの?」と聞いてきました。おじい様は先に2階に上がっていたんだ、ととっさに思った私は、「すみません、こちらです。」とプランニング教室に案内します。
 女生徒と女性の保護者、おじい様、私は一番年配のおじい様に名刺を渡し、改めてご挨拶。「今年度、担任を務めます、小川と申します。」、ああ、そうという感じで名刺を受け取るおじい様。
 「さあ、それではまずコースを選択しましょう。」と女生徒に話していくと、女性の保護者の方が、私に顔を寄せて小声で聞いてきます。「そちらの方はどなたですか?」

 えっえーーーー!どなたですか?あなた?何ですか、この状況!!一瞬パニックになりましたが、もしやと思い聞きました。「もしかして、マスク講習の方ですか?」
 「そうだよ。」

 いやー勘違い勘違い、事前情報で「おじい様」があったのでてっきり生徒の「おじい様」だと思い込んでしまいました。
 状況を説明して、マスク講習の会場に案内すると、「おじい様」は先ほど渡した名刺をポイと机の上に置いて出ていかれました。

 その後のプランニングは大爆笑となり、和気あいあいと進めることができました。「おじい様」本当にありがとう。
 ちなみに、この女生徒は途中までこの「おじい様」が担任の先生だと思っていたという、別オチもありましたが、表現しきれませんでしたので、あしからず。