印籠弁当

こんにちは。水戸キャンパス社会科の村田です!

水戸駅を利用する度にいつも気になっていた「印籠弁当」。ちょうどお弁当を忘れた先週月曜日に購入してみました!

食べた後も格式高いお弁当箱として使えそうです。

さて、印籠でお馴染みの「水戸黄門」ですが、皆さんはどんなイメージがありますか?

・温厚そうなお髭のおじいさん
・正義の味方
・世直し

水戸光圀(水戸黄門)の似顔絵イラスト


などと言ったイメージでしょうか。

温厚で正義感が強いイメージの水戸黄門こと徳川光圀ですが、若いときは相当な不良だったらしいです。
光圀のお世話役だった小野角衛門が書き残した「小野諫草」という文書に、ヤンチャぶりが書かれているようです。

15歳から17歳の光圀は、身なりは「かぶき者」で町で刀を振り回し、辻斬りをするような札付きの不良だったようです。

リーゼントの不良のイラスト

そんな光圀ですが、18歳の時に司馬遷の『史記(伯夷伝)』を読み、心を入れ替えたそうです。伯夷伝に書かれている家督を譲り合う兄弟に、自分の生い立ちを重ね合わせたようです。改心してからの光圀は、周りも驚くスピードで勉学に励みます。そして、名君として水戸藩を治め、『史記』にならって日本の歴史書『大日本史』を書き上げたのです。

光圀にとって人生を変えた一冊が『史記』だったのですね。
本、人、体験…人生を変える出会いはいろいろあります。高校生の皆さんは学校生活を通して、いろんな出会いをしてもらいたいです!

ちなみにラーメンを初めて食べた人は徳川光圀と言われております。

印籠弁当からの、歴史雑学でした!