顔
2022年3月12日
『人形の顔を、ゆっくりと見たことはありますか?』
飾ってあるひな人形を見ては、時代の変化を感じています。
30数年前の人形は、扇で顔を隠しています。 腕位置が高く、指先も更に上を向くように作られていますので、扇が顔半分を覆っています。 「見えないお顔は、?」 扇で隠れているお顔は、お雛様の歌にある様に、すまし顔!
数年前の人形は、にこやかにほほ笑むお顔がしっかりと見える構造です。 腕は肩から斜め下に延び、その延長上に手・指先となっています。 扇はあごの下まで。
人形の形も、30数年前の雛人形は、2等辺三角形型。高さが低く安定型? 数年前の雛人形は、正三角形型。座高が高くスッキリ型?
男雛も女雛に合わせた作りで、すまし顔と表情豊か型となっています。
現在、コロナ対策でマスク生活をしており、顔半分が隠れています。 マスクで覆われた顔は、どの様に見えているのでしょうか?
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