みんな『持って』るよ。

こんにちは。河野です。
今年日立キャンパスに移動となり、新しい環境で日々過ごしています。

日立キャンパスの生徒達とはほとんど関わりがなかったので、どのような生徒か見当がつきませんでした。
しかし移動して約2か月。日立キャンパスでの授業を通して、私は日立キャンパスの生徒も他キャンパスの生徒と同様に、積極性を持った生徒だなと感じました。
もちろん、中には表に出ていない生徒もいます。しかしよく話してみると、こうしたい、こうなりたいという自身の将来像をしっかり持っていることがわかりました。

そんな中訪れた春季遠足。「人は変われる」をテーマにした活動で感動する場面がありました。

自分たちで話し合いながら物事に取り組むプログラムです。

その中で、支えあうように前の人の椅子になるというものがありました。最終的には、参加者全員が一つの輪になり支えあうゲームで、誰か指示役がいないとまとまりません。

全員で一つの輪になる最終段階に来た時、

一人の生徒が、参加者全体を動かそうと小さいグループをまとめていました。
それを見た別の生徒が、マイクを使って全体に指示を出して形を形成。
その後別の生徒が参加者一人一人に指示を出して、形を整えました。
そして迎えた一斉腰掛け。見事に成功しました。

プログラムの最後には、指示役を担った生徒が参加者全員からたたえられました。

実はまとめようと頑張っていた生徒の中に日立キャンパスの生徒がいたのです。
それも3人も。

うち一人は、教室どころか学校に入るのにも時間がかかる生徒で、その生徒がリーダーシップを発揮しているのを見て、正直涙が出るのをこらえるぐらいでした。
思わず、昨年日立キャンパスにいた先生に「あの生徒が!、あの生徒が!」と騒がしくしてしまいました。

水戸キャンパス、下館キャンパス、宇都宮キャンパス、そして日立キャンパス。
どのキャンパスの生徒もサポーターであるなしにかかわらず、互いに助け合って一つの物事に取り組む姿勢をしっかりと持っていることを全身で理解できた素晴らしい体験でした。