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祖母の味≪柚巻大根≫

 毎年、 寒に入ると、祖母は「手間を惜しんでは、美味しものは作れない。」と言いながら、 寒い中、作ってくれていました。

 小正月や 旧正月の一品として、お膳にのるのが楽しみでした。姿が可愛いので。しかし、子どもの頃は、素朴な味に美味しさは感じられませんでした。   

 今では、私が祖母の作り方を真似て作っています。

 今年も寒に入り.2回目の作成中です。

 私流の作り方を紹介いたします。

材料は、新鮮な大根と柚】
1.大根は、1~2mmの輪切りにします。
2.籠に並べて天日干し。 (太陽に感謝!)
3. 1日干した状態です。 (もう1日干しましょう…好みです!)
4.干し上がった大根を熱湯消毒。(熱湯にさっとくぐらせます!)
5.ざるに広げて湯を切ります。

5.湯を切ります。

6.柚を大根の輪よりも長めの千切りにします。(柚のわたまで剥かない様に!苦みがでるので。)
7.大根に好みの量の柚を置きます。
8.柚を芯にクルクル巻きます。
9.巻き上がりました。
10.柚巻大根に糸を通し、2度目の天日干しです。
11.天日干し終了です。(カラカラ状態!)
12.糸をはずします。(大根が崩れないように丁寧に!)
13.二度目の熱湯消毒。
14.熱湯消毒終了。
15、柚巻大根を瓶に入れ、甘酢を注ぎます。(柚巻大根はゆったりと入れましょう!)
(私は、酢・酒に、砂糖・塩を加え、煮溶かし、粗熱を取り、使っています。)
(甘酢はお好みの甘さで)
16.2日後の柚巻大根です。伸びています。(毎日、上部に酢が届く様に、瓶を回します1)
旧正月には、祝の1品としてお膳に登場します。
17.今年の第1作の柚巻大根です。(作ってから約2週間経過。大根が甘酢を吸い、柚の風味が加わり、食べ頃となりました。とても美味しかったです!)

 大根の輪切の厚さを薄く、また、厚く切ったり、薄い大根を2重に重ねて巻いたり。干し具合を調整したり、などなど、楽しんでください。

 漬け始めてから、毎日、食感を味わうのも面白いですよ。

 手間を惜しまずに、自然に感謝の伝統の味ではないでしょうか!

 理科の実験の様でしょうか!?