生き抜く力を身につける①

 これからの社会がどのように変化していくかを予測することが困難な時代に突入しています。そのため、自らの人生をどのように拓いていくかが求められ、自分の人生を生き抜く力を養うことが問われています。

 2030年には、65歳以上の割合は人口の3割に達する一方で、生産年齢人口は総人口の約58%にまで減少する予測があります。また、グローバル化や情報化が一層進展し、技術革新などの影響により社会は大きく変化することが予測されています。キャシー・デビッドソン教授(ニューヨーク市立大学)の予測では、将来の職業の在り方について、今の子供たちの65%は、将来今は存在していない職業に就くとされています。マイケル・オズボーン教授(オックスフォード大学)の予測では、今ある半数近くの仕事が自動化される可能性が高いとされています。さらに、2045年には、シンギュラリティ(人工知能が人類を越える)に到達するといわれています。

 激変していく社会では、今後どのようなキャリアを選択するかにかかわらず、生き抜く力を身につけることが求められています。生き抜く力とは、自分で判断し選択できる力ではないかと考えます。学校での学びのなかで、この力をいかに養うことができるかはとても重要です。 生きていく力、生き抜く力を身につける学びの環境に必要な要素とはなにかについて、考えていきたいと思います。

人と出会えるキャンパス

 現在、高校への進学率は約99%に達している。一方で、高校を取り巻く状況は、産業構造や社会システムの変化、成人年齢の引下げ、不登校経験のある生徒の増大のほか、少子化によって学校そのものの維持が困難となるケースが懸念されている。
 文部科学省は、高等学校において「令和の日本型学校教育」を構築する必要から、10月3日付で「高等学校教育の在り方ワーキンググループ」を設置した。その第1回会合が、11月14日に行われた。この会合では、通信制高校についても多く取り上げられたようである。
 年々、通信制高校の在籍者数は増加しており、社会的認知も高まってきていると感じる。一方で、通信制高校ではどのように学習が行われているのかなどの仕組みについては、当事者でないと分かりえないとも感じる。なにより人間育成の観点から、通信制高校には人と人との交流があるのかについて、心配されるケースが多い。学校によっては、授業は年に数日、集中型で実施するなど、対面の機会があまりなく学習できるやり方をとっている場合もある。本校では、単位修得に必要な授業のほか、所属するキャンパスに毎日でも通える環境があり、対面の機会を重視している。AI社会のなかで、人間に求められるものはAIにはできない創造性や社会性だと言われている。一時の不登校を理由に通信制を選択する生徒たちも多いが、他者との交わりから得られる社会性を育む環境はとても大事であると感じている。
 水戸キャンパスには、授業の他、個別学習や様々な部活動などに参加のため、毎日多くの生徒が足を運んでくる。全員が一度に顔をそろえる時間割はないが、日替わりで出会いが得られる新鮮な環境があると感じる。入学の背景や将来の目標も異なる多様な生徒同士が協働できる環境は、通信制ならではのメリットである。水戸キャンパスでは、日々、生徒同士の交流が活発に行われており、あちこちで笑顔が溢れている。通信制の環境だからこそできる人的交流の在り方を、今後も拡充していきたい。

ある日の部活動の風景(ゲーム部、手芸部)

15人に1人が通信制

 「2021年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果が、10月27日に文科省より公表された。これによると、小・中学校の不登校児童生徒数は、過去最高の24万4,940人で、高校の不登校生徒数は5万985人となっている。小・中学校の不登校者数が、高校に進学すると大幅に減るのはなぜだろうか。ひとつには、この調査に通信制高校が含まれていないからであろう。

 2022年度学校基本調査(5月1日現在)によると、通信制高校の生徒数は23万8,314人(うち私立通信制の生徒数は18万3,693人)となっている。全国の高校生の約15人に1人は通信制に在籍していることになる。私立高校だけでみると、7人に1人は通信制という状況だ。
 ここから、小・中学校で不登校を経験した生徒の進学先として、私立の通信制高校が選ばれている状況がみてとれる。

 一方で、通信制高校によって学習への取り組み方や雰囲気などは異なるため、自分に合った学校を選ぶことが重要となる。しかし、どのような通信制高校があるのか、または通信制での学習や生活などの情報が、必要な人に十分届いていないと感じることがある。通信制高校が、不登校を経験した児童生徒のセーフティネットの一つとしての役割を果たしている現状を踏まえ、情報の受発信について工夫を凝らす必要を感じている。本ブログでも、引き続き通信制高校を取り巻く状況などについて情報発信を行っていきたい。

<オープンキャンパスのご案内>

 次回開催日:11月12日(土) 10時~、14時~

 本校では、通信制高校を知って感じてもらう情報発信の一環として、毎月オープンキャンパスを開催しています。通信制での学習や生活について知っていただくことで不安の解消に繋げ、実際に在籍している生徒たちとの交流から、普段の様子を感じてもらえる機会として実施しています。
 個別でのご相談も承っていますので、ご予約やご相談などのほか、いつでも気軽にご連絡をお待ちしています。

 

生きがい

 現行の「学習指導要領」は、2020年3月に公示されました。「学習指導要領」とは、全国どこの学校でも一定の教育水準が保てるよう、文部科学省が定めている教育課程の基準であり、約10年に1度改定されています。今回の改定では、「生きる力」をはぐくむという理念の実現に焦点があてられています。「生きる力」とは、人工知能の普及やインターネットの生活への浸透により、社会や生活が大きく変わると予想される時代に変化を前向きに受け止め、人生をより豊かにしていくためにどうすべきか主体的に考え出すことができる力とされています。今後、社会が予測困難に大きく変動しても、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、自ら判断して行動し、自らの思い描く幸せを実現してもらいたい、そうした思いが新学習指導要領にはこめられているのです。

 文部科学省が定義する「生きる力」とは「知・徳・体のバランスのとれた力のこと」と表現しています。

1)知=確かな学力

 基礎、基本を確実に身につけ、いかに社会が変化しようと、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力。

2)徳=豊かな人間性

 自らを律しつつ、他人と共に協調し、他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性。

3)体=健康・体力

 たくましく生きるため健康で過ごすことや体力をつけることなど。

 また、文部科学省は「生きる力」を身につけるための3つの柱「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」をあげています。

 さて、後期に入り、キャンパスでは3年生の進路活動が活発です。すでに上級学校への受験を経験した生徒、結果を手にした生徒、奮闘中の生徒とそれぞれです。多くの生徒が、高校卒業後の進路選択に悩み、不安を抱きながら取り組んでいますが、我々教職員も、日々彼らの奮闘を後押しすべく奮戦しています。そんな慌ただしい毎日ですが、いずれの進路に進んでも、一人一人の今後の人生が幸多からんものであることを願うばかりです。幸福感の度合いは人により異なるものですが、一度しかない人生がその人にとって幸せだと感じることができるものであってほしいと切に思います。

 これからの社会では、「生きる力」は必要かもしれません。しかし幸福感を得るためには「生きがい」が必要です。つまり「自分はこのために生きているんだ」という生きる原動力のようなものです。「生きがい」は、「自分らしくいられる」「喜びを感じる」「自分が成長している」「誰かの力になることができている」ことを実感することかなと思います。人によりそれは異なるかもしれません。生きがいを見つけるためのヒントは自分が好きなことや得意なことにあります。そのためには自分のことを知らないといけません。それを知るためには何事にもチャレンジしてみることだと思います。新たなチャレンジでも、目の前にあることでも、しっかりと取り組むことで自分を知ることにつながります。高校生の今をどう過ごすかは自由です。その自由な時間を、自分の人生に必要な「生きる力」と「生きがい」を得るために是非充ててもらいたいです。

 今日、お坊さんを見かけたことで、ふと釈迦の言葉が頭をよぎりました。

 「天上天下 唯我独尊」

 解釈の違いはあるかもしれませんが、「人間は他人と比べる必要はなく、存在そのものとが尊い」ということだと理解すると、一所懸命に生きている生徒一人一人に改めてエールを送りたくなりました。

 一度しかない人生だからこそ、「生きがい」を得て幸せを掴んでほしいと感じた今日この頃です。

起立性調節障害

 2022年9月14日、千葉大学教育学部附属中学校の生徒3人が、文部科学省に実態調査の実施や啓発活動の強化などを求める政策提言を行ったとのニュースに触れました。提言のなかでは、2020年度の小中学校の不登校の児童生徒数が19万6127人と過去最多となる一方で、不登校の児童生徒の約3~4割が起立性調節障害を発症していることを指摘しています。

 起立性調節障害は、自律神経系の異常で循環器系の調節がうまくいかなくなる疾患であり、症状のタイプは大きく次の4つにわけられます。

・起立直後性低血圧
 起立直後の血圧低下からの回復に時間がかかるタイプ。

・体位性頻脈症候群
 血圧の回復に異常はないが、起立後心拍の回復がなく上昇したままのタイプ。

・神経調節性失神
 起立中に急激な血圧低下によっていきなり失神するタイプ。

・遷延性起立性低血圧
 起立を続けることにより徐々に血圧が低下して失神に至るタイプ。

 この疾患は、自律神経疾患のため身体的要素以外に、精神的、環境的要素も関わって起こると考えられています。身体的要因の一つとしては、自律神経系が不安定になることがあり、小学校高学年~中学生に多くみられるというのです。真面目で気を遣うタイプが起立性調節障害になりやすいともいわれており、ストレスをため込みやすいという精神的、環境的要素に関連すると考えられています。  この疾患は身体の病気であり、本人が頑張ればどうにかなるということではないことを理解する必要があります。起立性調節障害の典型的な症状は、「立ちくらみ」「疲れやすい」「長時間立っていられない」などであり、朝起きられないことから不登校になる割合も多いことが知られています。こうした問題意識を踏まえ、政策提言では6項目の具体的な対応を文部科学省に求めたというのです。

 本校にも、起立性調節障害の診断を受けたり、その症状に見舞われている生徒は多いです。入学相談でもよく耳にするキーワードです。通信制のスタイルに環境がかわると、不登校の概念に縛られることはなくなり、自分のペースで生活し学習に取り組むことができるようになります。そのため症状が軽減されたり改善したり、さらにはより前向きに動き出すケースによく出会います。自分に合った環境に身を置くことで、考え方やものの見方を変容させることができ、結果として自身の成長につなげることができるのです。

 繰り返しになりますが、起立性調節障害は、本人が頑張ればどうにかなるということではないことを理解することが大切です。

 人間としての在り方や生き方を考え、模索する時期を過ごすのが高校時代です。高校時代に育んだ人間としての在り方や生き方についての基本的な姿勢が、その後の生き方に大きくかかわってくると考えます。一度しかない高校時代を、自分らしく有意義に過ごすことはとても大事です。ゆえに、自分に合った高校時代の過ごし方を模索してみることで、その後の生き方も大きく変わってくるものと考えます。通信制高校での高校時代は、こうした可能性をはらんでいることをもっと発信していきたいです。

安心できる場所

 9月を迎え、多くの学校では夏休みが終わり学校生活が始まりました。長期休暇が明け、生活リズムの変化など、スムーズに学校生活に移行できないケースも多くみられる時期です。

 文部科学省が2021年10月に発表した「令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、小・中学校における不登校の児童生徒数は19万6,127人と過去最多でした。学年があがるほど、不登校の児童生徒の数が増加しているようです。一方、同調査の高校での不登校生徒数は4万3051人で、前年と比較すると減少しているのです。小中学校では不登校が増加している半面、高校では減少していると同調査では読み取れます。

 近年では、不登校を経験した生徒の進学の選択肢になっているのが通信制高校です。昨年度は、通信制高校に在籍する生徒は21万8389人で、前年度より1万人以上増えています。高校での不登校数が減少したのは、通信制高校の在籍者が多くなったからかもしれません。

 不登校の要因を探ると、文科省の「2020年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(調査対象は学校)では、「本人の無気力・不安」「生活リズムの乱れ、あそび、非行」の回答が上位です。一方、児童生徒への実態調査では、「先生のこと」「身体の不調」「生活リズムの乱れ」「友達のこと」の回答が上位です。回答者によって相違がみられます。

 今月から転入学した1年生4名が、1日にキャンパスに顔を出してくれました。授業のない日でしたが、9月15日に実施予定の第1回文化祭の準備に参加してくれました。新しい環境に飛び込むことも勇気がいることだと思いますが、在校生のみんなが暖かく迎え入れてくれたので、すぐに馴染んでいたのが印象的でした。

 9月10日(土)にオープンキャンパスを予定しています。通信制や水戸キャンパスについてご興味のある方は、ご予約の上お越しください。皆様のご来場をお待ちしております。

<ご予約・お問い合わせ先> 明秀日立通信制水戸キャンパス 029-222-4240

友達の存在について

 ベネッセ教育総合研究所が行った「第4回大学生の学習・生活実態調査」(7月28日公表)によると、悩みを相談したり学習やスポーツで競い合ったりする友達が、大学に「いない」と答えた大学生が増加していることがわかった。第3回(2016年)の調査と比べると、友達が「いない」または「1人」の回答が増加の傾向にある。

ベネッセ教育総合研究所 第4回 大学生の学習・生活実態調査報告書 データ集 [2021年]
ベネッセ教育総合研究所 第4回 大学生の学習・生活実態調査報告書 データ集 [2021年]

 この傾向は、特にコロナ禍がはじまった2020年度に大学生になった学年で顕著にみられる。

ベネッセ教育総合研究所 第4回 大学生の学習・生活実態調査報告書 データ集 [2021年]

 人との関わりが少ない学生を、いかに社会に繋げていけるかが支援する側には求められてくると考える。

 また、同調査では学生が高校生だった頃の学習についても調査している。「グループワーク・討論に積極的に参加した」に対して「とてもあてはまる」「まああてはまる」と答えた学生は53.7%で、前回調査(2016年)から増加している。学習の成果を人前で発表したり、グループで話し合ったりする経験も増加し、高校時代からアクティブラーニング(主体的・対話的で深い学び)などの学習機会に触れてきたことが感じられる。

 本校では、第1回文化祭実施を来月に予定している。現在、キャンパスの垣根を超えて生徒たちが協働し合い、主体的に企画立案から準備に励んでいる。高校生の今だからできるチャレンジと、そこから得られる経験が、友達という存在の尊さを知ることに繋がると信じる。

 みんなで盛り上げていこう!

個別最適・協働的な学びの実現に向けて

 「Schools for the Future」と銘打った文部科学省の学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議の公表内容が興味深かった。個別最適・協働的な学びを実現していくための学校とはいかなる姿であろうか。

 STEAM教育[Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)、Art(芸術)]とは、世界各国で注目を集めている新しい教育法である。神奈川県の向田小学校では、教室の前後に大型のスクリーンを設置するなど音楽室を改装して「STEAM教室」を新たに作ったという。音楽室であったため、大音量で動画や音楽を流しても音が外に漏れる心配がないことも利点である。教員がスクリーンに課題を投影し、生徒はタブレットなどから解答を入力する。それがスクリーンにすぐに投影され、全員の解答や意見が共有でき、発表や話し合いに繋げやすくなるなど、授業に活用されている。

 東京都の光明学園では、様々な取り組みがされているなかの一つに、職員スペースの改善が施されている。新たに導入された教師用の机は従来に比べコンパクトであり、書類もできるだけサーバー上に共有するなど、ペーパレス化を進めている。自由に使えるミーティングテーブルなども置かれ、打ち合わせや面談などに活用されている。デスクがコンパクトになった分、教職員の距離も縮まり、意思疎通しやすくなったとの意見があるとのこと。

 東京都の花保中学校では、生徒がリラックスできる「リビングルーム」と呼ばれる第三の居場所をつくるプロジェクトが行われている。名称や使用法など生徒の意見を反映して作られているとのことである。放課後はNPO法人が学習支援をする場所としても活用されているなど、地域と連携したプロジェクトに発展している。

 水戸キャンパスは、今年4月に階下に移動した。人的交流を活性化することと、ラーニングコモンズ化によって新しい学びの場となることで、生徒の可能性を広げる拠点としていきたい。キャンパスには、「MAXハブ」(マイク、スピーカー、カメラ、タッチスクリーンが一体化となったオールインワンのミーティングボード)や一体型のデスクチェアが導入され、教員のデスクも撤去して共用スペースに置き換えるなど、新たな試みをスタートさせている。キャンパス内で生徒が利用できるノートPCも、スキル向上や資格取得などに大いに活用することができる。

 個別最適な学びと協働的な学びを一体的に実現していくために、今後も試行錯誤しながら、生徒たちが安心して過ごせる空間を生み出していきたい。

4月から18歳で成年 大人になることを考える

 改正民法の施行により、4月から成年年齢が18歳に引き下げられる。令和4年度の高校3年生からは、成年と未成年が同じキャンパス・教室に混在することになる。大人になることを改めて考えたい。

 明治に入り民法が制定されてから約140年、日本では満20歳をもって成年とされてきたが、4月以降は満18歳を迎えた人から順々に成年になる。歴史的にみても大きな変化であると言える。

 例えば、成年になると保護者の同意なしで契約ができるようになる。日本貸金業協会が令和3年10月に公表した調査「若年層の顧客に対する貸付方針・取組状況等に関する調査※」結果では、調査に回答した貸金業者420社のうち、18~19歳を貸付の「対象とする」と答えたのは105社あった。うち、31社は親権者(親)の同意を取得する、37社は親権者の同意を得ずに対応するとの回答であった。

 生活のため、一時的な補填のため、欲しいものを手に入れるため、高額のものを入手するためなど、資金調達のための手段としてクレジットカードやローンを利用することは日常のシーンである。しかし、無計画な資金調達によって、多くの不幸が生まれているのもまた事実である。結果にかかわらず、成人である以上、責任の所在は自分にあることを理解して、安易な判断を下すに至らないようにしなければならない。

 成人とは、責任を持って自立して行動できることだと考える。しかし、誰しもが成人年齢に達すると自動的にそうなれるわけではない。大人になるための教育が学校に求められていると改めて考えさせられる。18歳の成年になったときに、自分で判断し行動できる力を養うことが高校生活では求められる。

 本校には、多様な生徒や教員との交流から社会性を磨ける機会が日常の中にある。独自のゼミ学習では、学校で扱う機会の少ないお金について学ぶ講座や、現代社会の理解を深める実践的な講座など、生きていく力を養うための授業を行っている。キャンパスでは、経験豊かな教員や多くの生徒との交流から、多様な価値観に触れることができる日常がある。また、自分の時間を最大限に活かせる環境であることを活かし、アルバイトで実社会の経験を積むことも大いにできる。座学で得る知識だけでなく、多くの人の考え方に触れ、たくさんの経験をすることが大人になるためには必要だと感じる。

 来月から令和4年度がスタートする。大人になるための時間を一緒に過ごしていこう!

※https://www.j-fsa.or.jp/doc/material/report/211015.pdf

進路ガイダンス

 去る11月19日(金)に、進路ガイダンスを実施しました。今回は、1・2年生を対象とした専門学校の見学会です。水戸キャンパスの生徒は、八文字学園の各校に伺いました。私も生徒達と一緒に、水戸電子専門学校へお邪魔しました。

 水戸電子専門学校では、ホームぺージを制作するための学習を体験させていただきました。参加した生徒達は、進路を考える良い機会となった様子でした。

 八文字学園の各校の皆様には、お忙しいなか貴重な機会をいただきありがとうございました。